■フロウが営む病院(朽ちかけ)______________
 大きな病院ですが、半壊しています。その上、隣接している沼に侵食されつつあるため、使える部屋はほとんどありません。
 腐りかけてはいても病院なので、ごくたまに患者も来るようです。ルシルとフロウの生活の場でもあります。
 昔々に貴族が建てたもので、当時は精神病院だったとされています。お忍びで入院する貴族もいたようです。
 隣接している沼は呪われており、沼底には数多の遺体が沈んでいて、たまに浮いてくることもあるとか。
________________院内/フロウとルシルの部屋■
 フロウの部屋でしたが、他の部屋が使えないため、ルシルもこの部屋を使うことに。最初は散らかっていましたが、ルシルが元気になってから掃除をし、少しは綺麗になりました。
 普段はルシルがベッドを使い、フロウはソファーで寝ているようですが、状況によって逆になったりもするようです。

_______________________院内/診察室■
 玄関ホールを入ってすぐの場所にある診察室です。患者が来院したさいは、まずはこの部屋で診察します。
 右手にある窓は玄関ホールにあるカウンターに繋がっていて、この病院が賑わっていたころには、カウンターにいる看護師にこの窓から薬を出していたのでしょう。
 左側には下へ続く階段があり、こちらは薬品室になっています。
 中央の特徴のある窓が印象的ですが、窓ガラスの何枚かは木の板になっていて、貧乏病院なのを物語っています。

■町__________________
 病院から馬で2時間ばかりのところにある町です。
 以前は活気もあり、賑わっていた町でした。しかし今は謎の病が蔓延し、死臭漂う暗い町になってしまっています。
 患者の数が多く、町医者だけでは足りないため、フロウもほぼ毎日この町へ出かけ往診していますが、原因不明の病気で患者は増えるばかりです。

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 ________________________悪魔の城■
 ロベリアの城。悪魔ルートの舞台になります。
 この城は広大な黒い森に囲まれ、断崖の上に建っています。ここが人間界なのか、魔界なのかも分かりません。
 空は常に曇っており、たまに雨や雪が降ります。侵入者を防ぐための立地や高い城壁は、中の者を簡単に逃がさないためのものでもありました。
 また、黒い森には恐ろしい獣や妖魔が住みついているため、この城から逃げだすのは困難を極めるでしょう。
■ルシルにあてがわれた私室___________________
 塔の一番上にある八角形の部屋で、天蓋つき寝台の上はロフトになっています。中央の奥に黒い螺旋階段があり、そこからロフトへ上がることができます。右にあるアーチのかかった出入り口は、入るとすぐ階段になっていて、バスルームへ繋がっています。
 画角に入っていない部分には、暖炉と、あと鉄の扉があります。扉は鍵がかかっておらず出入り自由です。
 左上の窓は開閉しますが、窓へ行くための階段や梯子はありません。
 ルシルはこの部屋で食事を取ったり読書をしたりもしますが、そのほとんどはロベリアとの行為が主になっているようです。

 _________________________図書室■
 城内の施設の一つです。膨大な量の書籍が収められています。
 本の種類は様々ですが、古くて希少なものが多いようです。
 暗い城で唯一、読書好きのルシルが憩える場所でもあります。
 左奥にある階段で二階部分に行けますが、三階部分は飛べる者しか行けない作りになっています。図書室に関わらず、城内には空を飛べないと行けない場所が多くあります。
 左奥にある階段の右手には、さらに奥へ続く別室があります。別室にはさらに貴重な書籍がありますが、結界が張ってあるのかカルボーは入れないようです。


■城内/中庭_______________________
 閑散として寂しい場所です。
 中央には噴水がありますが、水は涸れて乾いています。
 この場所に限らず、城内の殆どの場所は殺風景で冷たい印象がつきまといます。草木は無く、雑草の一つも生えていません。枯れた草すらありません。植物が無いせいか、虫もいなければ小さな動物もいません。空を飛ぶ鳥でさえも見ることがありません。

 この城は生の気配がまったく無い、恐ろしい場所なのです。

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